インタビューズ追悼サルベージ・真顔で語る編

続きまして若干宗教じみる編。嵐のやつは質問文が名文すぎて私の回答はともかく残しておかなければならん気がするのでw それにしても今読み返すと私の気持ちもタレント側も微妙に変化してるなあ。この1年ちょいで嵐もSMAPも何かのK点を超えた感じがする。肌感覚でしかないけど。

ラブマさんと同じく09国立で嵐から離れざるを得なくなった者なので、ラブマさんの嵐話は今でも共感することが多々あります。掘り返させるようで申し訳ありませんが、あの時代の嵐の、我々を泣けるほど夢中にさせたものは何だったとお考えでしょうか。(2012-05-21 11:49:19)
ものすごい重いのキター…!w
心中お察しします。そしてお気遣いありがとうございます…w

いやー何だったんでしょうねえ。
「あの時代の嵐の、我々を泣けるほど夢中にさせたもの」というセンテンスがすでに落涙モノで、この質問のこのセンテンスが全てだったんじゃないかなとも思います。
おそらく嵐ご本人の本質は「あの頃」から、というかずっとその前から、何も変わっていない。まず第一にまるで少年漫画もしくは少女漫画のように「仲良しの男子たち」で、きちんと客のニーズを理解する賢さも空気を読めるキャリアもあって…というところはきっと何も変わっていない。じゃあ何が、と言われるとやはり、その特性が魅力であることに世間が気づき、与えられる仕事が変わっていったんだろうと思います。重ね重ねそれが嵐の魅力を損なうことは全くない。むしろ誇張・演出されて、最近とみに嵐って「良い」グループだなあと思うことも多いです。冷やかしとかでなく。
でもきっと、私は彼らの魅力を「自分だけの宝物」にしておきたかったんですね。お恥ずかしい話ですが。w 今思えばとても恥ずかしいことですが、深夜番組でくっだらないことを楽しそうにやり、サブカル臭ムンムンの映画を撮り、いまいち売れ切らない嵐を「私だけが知っている」と思っていたかったんだと思う。そして「早く世間は嵐の魅力に気づけよ!」って言いたかったんだと思う。w 「ジャニーズの中にもこんなに等身大(片腹痛い表現ですが)の"男子"がいる!」という、今言葉にしてみると至極恥ずかしいインディーズ感、見つけちゃった感こそが私を夢中にさせたのではないでしょうか。みんな早く気づけよとデカい声で言っておきながら、本当は私だけの発見にしておきたい。そんなパラドキシカルな恥ずかしい欲を喚起するという点において「あの頃の嵐」は天才的だったと思います。それは妙にエモ路線でこじんまりとしたw「あの頃の」Jストの経営戦略のせい、または「おかげ」だったんじゃないかなあ。嵐担だった頃は完全に感情「のみ」でオタクをやってたので、今考えてみてもあまり理路整然とした話はできません。w この質問そのまま質問してくださった方にお返ししたいくらいです…。

質問の大筋からは逸れますが、この機会に国立コン見て当時(2009年ですね)書いた文章が我ながら名文だと思うのでw貼っておく。

恐るべき純粋、これ以上ないくらいに優等生なジ・アイドル。何のけれん味もない、身近なパーフェクトアイドル。そこにいたのはそんな5人です。けれど、私はずっとARASHICを引きずっていて、あの5人にARASHICのような世界観を求め続けてしまっていた。なんちゅう見当違いでしょうか。愚かなことです。私は彼らにARASHICのようなキラキラとした俗っぽさや攻撃性、繁華街の匂い、若い都会っ子の感傷的な気だるさを求めていたし、あれが彼らの本質の第一位であると思い込んでました。けど違うんだよね。ARASHICで見せた一面も確かに彼らの本質であるかもしれないんだけど、あくまでスパイスのように効いてくる要素でしか無いのだ、きっと。
http://d.hatena.ne.jp/LOVEMACHINES/20090904/1251994147

嵐に降りる前、「WISH」を歌う彼らを見て「この人たちは一度がっつり売れるべきだな」と感じたことをまだ覚えています。そしてそれは現実のものとなった。本当に素晴らしいと心から思う。私はただ、疫病のようにけれん味のある「あの頃の嵐」を青春の小箱にしまってwこれからもずっと思い出として大事にしていくことしかできません。

SMAPのツートップについて語ってください。(2012-05-25 12:29:36)
ついにこの質問が来てしまった…(ゴクリ)!
常日頃から「SMAPのツートップは宇宙で一番美しい」と公言して憚らないわたくしですので、一家言どころか二家言三家言あるところですね。あわよくば他担にも布教してやろうという心づもりです。ぶっちゃけノープランです何書こう。あ、今さらですがSMAPのツートップは中居と木村ですね。どうだこの並び。文字列だけでも興奮するわ。
1行で終えるとすれば前述の「宇宙で一番美しいツートップ」以上、です。美しいっつうのは見かけの話ではなくw「ツートップ」としての、関係性としての美しさという意味で。真顔。どこまでも真顔。顔も美しいけどねあの二人。
まー何がスゴいと言われると、この二人がSMAPのツートップであることを国民の誰もが疑わないところがスゴい。たぶん他メン担も疑わないし、この体制に不満のあるスマヲタはいないと言っても過言ではないのではないでしょうか。SMAPのツートップを「あの」二人が張っているという絶対的な安心感。もう露出とか人気とかそういう問題じゃないっすよ。トップの器…というと言葉が悪いですが、やっぱりSMAPの中で「何もかも引き受けてやんよ!」という度量を示せるのは年上のこの二人なんじゃないかなー。個人的に、トップやセンターを張るという役割は目立つとか仕事が多いとかのメリットよりも、責任やプレッシャーの面でデメリットの方が大きいと思ってますし、それは中居と木村に教わりました。けどこの二人に関して言えば、その責任や重圧を背負えるだけの度量、覚悟がある。そのくらいの覚悟がなければツートップ業は務まらないんだ、というのもこの二人から教えてもらいました。美学ですよ美学。あーかっこいい…。
端的にこの二人を説明するとすれば、「ヤンキーとチーマー」ですね。数年前に本人たちも自称してましたけど。w 似てるようで違う、正反対なようで同じ、という美しいパラドックスが成立している奇跡。これこそジャニーズの旨味だと思うマジで。SMAPヒエラルキーほど揺るがないものはこの日本にないと思っててw、その仕組みっていうのが確固たる最上位に中居と木村が君臨して、その下に3人が続いていくというもので。例えるなら中居が仕事場の鬼上司で木村が学生時代の部活の部長っていうイメージw どっちにしろ強大な権力があり、その他3人とそれを見てる国民の方もこのツートップ体制を疑わない。そしてこの二人はそれぞれ別のベクトルで「いつ何時も圧倒的に正しい」のです。だってSMAP年功序列だから。誰も学生時代の先輩や上司には逆らえない。w それが理不尽でないのは、中居が「仕事」の面でパーフェクトで、木村が「感情」の面で至極ピュアだからでしょう、きっと。「その二人でなければ」という閉じた関係にも関わらず、役割的にはグループを背負う。この美しくストイックな構図が私をツートップ信者へと導くんですね。何言ってんだろう私。w
とにかくグループという社会に対して確固たる王として君臨する、政治的な意味合いでのツートップが私は大好きですよという話です。この二人があの二人である限りSMAPは間違えない。だからいつまでも私はSMAPに全幅の信頼を寄せ、大好きであり続けられるのです。この先もずっと。
……とまぁ宗教じみた話はさておき、二人の個々人について…は…そうだな、難しいなw メンバーの中で木村を「木村」、中居を「中居」と呼べるのはお互いきり、というところにグッと来たりはします。SMAPはスーパー年功序列。しかも中居と木村は同級生。出来過ぎだこの野郎。如何せん歴史のあるグループなのでwエピソードはむちゃくちゃあるとは思うんだけど、それを引き合いに出すとマジで文字量がキモくなるので(この時点ですでにキモいし…)割愛しましょう。
パッケージ作品で言うと伝説の「しようよ」背中合わせで横浜スタジアムが揺れた(ヲタの「ギャー!」っていうどよめきも収録されているw)1999年BIRDMANコン、イントロで他メンバーから離れ、二人で花道を歩き出してこれまたヲタ大絶叫(ツートップパートもあるヨ!)の2003年MIJコン「A Song For Your Love」、メンバーが入れ替わり立ち代わり、ソロ&コンビ&トリオで魅せるダンスコーナーのトリを二人で飾り全スマヲタが泣いた(しかも最後はハイタッチ!)2006年Pop Up! SMAPコンが必見でございます。ここまで気持ち悪く語っといてナンだけどSMAPのツートップはオタクごときが言葉で語るよりも、実際に見て背筋に走った鳥肌こそが全てだと思いますね。以上、全て真顔でお送りいたしました。やっぱり私キモい。