En arche en ho logos

ついったで櫻井天使(超要訳)みたいな話をしてたら読書エントリ上げたかった欲を思い出したので更新。ちなみにカツンコンの感想はなんだか体力を使いそうな上「な…なんも言えねえ!!!!」という衝撃が非常に大きかったのでもうちっと温めますよ…。んで最近読んだ本あげあげー

旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)

旧約聖書を知っていますか (新潮文庫)

何を思い出したかというとこれですお。めでたく卒論の題材がニーチェに決定したんですが、やっぱ西洋思想やるなら宗教齧んなきゃだめだろ!ということで旧約聖書からお勉強ー。すんげえわかりやすかったし超面白かったんだけど如何せん登場人物が多すぎて混乱するwwwやっぱ原典で読んだほうがいいのか。マタイ伝とか。しかしユダヤ教厳しいねー。私は特に信じてる宗教もないしかと言っていいとこ取りするわけでもなく、宗教を学問的(俯瞰でって意味で)見てしまう節があるのでユダヤの神様みたいな「信じないと皆殺し!」っつー激しいやつは大変そうだなーと思います。十戒とか大変よね…。旧約聖書にはその大変な戒律を頑張って守ってきた人の話がいっぱいあるっぽくて、すげーな!頑張ったな!と思いました(ひどい感想)。…って原典読んでないからレトリック的なことに言及できなくてものっそい薄っぺらい感想になってしまった!私が物語そのものよりも文体とか語彙に重きを置いて本読んでることがバレますな。だから私新書読めないんすよつまんなくて。だから専攻もニーチェです。なんちゅうわかりやすさ。
でそんな私でも好きなもの!それがずばり神話です。詳しくはないけど恐ろしくテンション上がって「おもしれええええ!」ってなるんですねー神話読むと。古今東西好きだよ!特に創世記的な話はめっちゃテンション上がるよ!アダムとイヴの話も大好きだし何より私は古事記が好きなのです。だって国産みってやばくねえ!!??高校の古典でやった時「なんじゃこのエログロ小説はー!超パンクス!!!」ってすんげえテンション上がった思い出があるぜ。創世記も古事記も最初はカオスから始まるのが面白いよね。時代も場所もばらばらなのに「世界のはじまり」の観念ってたぶん人類の根本的にあるんだろなぁ。凄いよね。バベルの塔とかアダムとイヴも古事記もそうなんだけど、今在る世界に辻褄を合せるための説得力になるのが神話(物語)っていうのがすげえなぁと思います。「もしかしたらほんとに神様の罰で言語がバラバラなんじゃね?」とこのド近代の我々も信じ得るほどの妙な迫力があるよね。凡そファンタジックな内容なのに。入り組んで細分化した理論よりこういう大雑把な理論の方がなんか人間味があって好きです。っていうか近代思想わかんねーんだよ!(本音)
まぁ実はアマテラスとかもよくわかってないんだけどねテヘ!あーそんで櫻井さんも神道的モチーフよく使うてはりますけど、個人的にそこに思想は無いんじゃないかなあと思います。八百万の神々、とかモチーフとして、もしくは言葉の印象としてかっこいいから使ってるだけ…って信じたいよね…!アイドルはノンポリで当たり前だろだって!なんとなく!アイドルなんて空っぽだから良いんじゃん!それはさておき、私も特に思想的な偏りはない(はず)ですが宗教モチーフはなんかかっこよくて好きですよっという話。これもまた思想的というより修辞的な話ですね。
そんでまだまだ全然勉強できてないので今度は新約聖書とか、できたら原典で読んでみようかなって思います。詩として絶対かっこいいはずなんだよなー旧約も新約も!なんかいい版あったら教えてくださいー。近い将来卒論も書かなきゃいけないから勉強するお…
おまけは江戸時代厨の私が断片的に読んだ数々。江戸パネエー超かっこいいー。西鶴先生カッコイイっス!
雨月物語 上 (講談社学術文庫 487)

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好色一代男 (岩波文庫 黄 204-1)

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日本永代蔵 (岩波文庫 黄 204-5)

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