山下智久という屈強な美について

どうもどうも!唐突ですがぴーやまさんの新譜がちょっとグッと来たので出てきてみましたよ!なんていうか私「はだかんぼー」が好きすぎるよ!2011年が始まって1ヵ月、既に私の今年のナンバーワンが決まったかのようにここ数日聞き倒してる「はだかんぼー」。もしかしたらこんなに興奮してるの私だけかもしれないという疑心暗鬼にとらわれつつもその何が素敵かを語りたい。

SUPERGOOD,SUPERBAD

SUPERGOOD,SUPERBAD

もちろん曲も最高に好みでかっこいいんだけど(アルバムとシングル、味付けは同じなのに色が全く違うのが凄い。本当に凄い)、何がいいってPVがいいねん!Mステも最高だった。異形の大江戸アンダーグラウンドな住人たちに囲まれながら、少しもぶれずに純粋を保つ山下智久という美。むしろ周囲を巻き込んでしまうほどに、潔白な美。孤独ながらアングラに愛された美しく無邪気なショウボーイ、たまらんですね。不思議の国のアリスのようでドストライク好みなテイストです。今回のアルバムでも山下さんの強すぎる白の色が冴えまくっている。こんな二面性を嫌みなく着こなせる人は他にいるのかな。鉄のアイドルとして空っぽの容器に徹するSUPERGOOD、そして鋭敏すぎる自我のセンス(というか山下さんの好みを理解し尽くしたJEの仕事できる人に喝采を送りたいw)があらわれたSUPERGOOD。こんなガッチガチのコンセプトを与えられ、しかも装丁も「おいおいちょっと待てなんだこのセンス」と言いたくなるほど、キッチュでクール。中の人、本気出し過ぎですよいいぞもっとやれ。
で、個人的に「はだかんぼー」の一番ぐっと来るところはここなんですね。

いいさ醜い駄目な僕でも
真剣であれ 優しさなら
嘘つき止めにして全部出して行こう

ぴーやまさんに「醜い僕」と歌わせるなんてパラドキシカルにもほどがある!偶然の産物だろうと、美の権化のような彼がこのフレーズを歌う矛盾には相当のカタルシスがある。このセンテンスがすでに矛盾なんだけど、それも含め。私はこういう類のパラドキシカルに至極弱いのです。例えば嵐のTimeコン、「コトバノチカラ」と銘打たれたコンサートのアンコールで歌われた「Future」の「言葉を越えて伝えたい」。こういう、矛盾を越えて訴えかける圧倒的な訴求力はアイドルにしか出せないと思うのね。軽やかに矛盾を飛び越えて情緒に響かせる感覚。意図したことにしろ無意識のことにしろ、こういうところで「ああ、アイドルには勝てない」と思わせて欲しい。私がアイドルに求めるのは、右脳派な私を突き動かすような言葉の魔法やな、と思います。
ちょっと私本当にこの曲が好きすぎるんだけど、もちろん他の曲も素晴らしいです。今のところ「溺愛ROBOT」「Yours Baby」がお気に入りかな。聞けば聞くほど「ああ、これは凄い」と感動するアルバムになりそうで楽しみです。
ついでだけどそんな私が嵐をかけちゃうJナイは2月11日22時スタートだよ!ご予約受付中!詳しくはid:jnightをご覧くださいまし。嵐のDJっていうより、今はMCとしての仕事(とプレッシャー)に追われています…どさんこ先生とともに喋りまくるつもりなんで、楽しみ…に…いや、プレッシャーがアレだからあんまり言えないけど、ゆるっと聞いて頂けると大変嬉しいです…。