孤独とか世界とか愛とか真理とか

絡みづらいジャニヲタダイアラの人々(自称←けどまぁ確かに絡みづらいとは思うんだ…みんな…)と新年会してきて、拙ダイアリはとにかく「暑苦しい」らしいのでサラッと暑苦しくないエントリを上げます!えーと読んだ本と見た映画の話。

孤独の発明 (新潮文庫)

孤独の発明 (新潮文庫)

ンー冬の空気にはやはりアメリカ文学だね!この湿気の無さは日本文学ではありえない。世界と言葉と孤独のお話。客観的に淡々と進んでゆくからこそその隙間にやるせないほどの感情が滲み出てしまう。孤独とか後悔とか焦燥とかね。そして世界とは結局、ひとりひとりの些細な感情記憶の積み重ねでしかないのだ。

言語は真理ではない。それはむしろ、我々が世界において存在するそのあり方である。言葉で遊ぶことは結局、単に心のはたらき方を調べること、心が見た世界の一部分を映し出すことにすぎない。だが同じように、世界もまた、そのなかにある事物の総計にほかならない。言葉の意味と同じく、事物もまた相互の関係においてのみ意味を帯びる。

脈絡のない言葉と言葉、物と物の間に含意を見出す人間の性は幸せなことなのかはたまた。幸福だと思いたいなあ、だってそういう人間の能力がなかったら同じ空を見て綺麗だねえと共感し合うこともできないじゃないか。

メゾン・ド・ヒミコ 通常版 [DVD]

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そんでこれ見た!昨日深夜テレビでやっとって、いつの間にか釘付けになって見てしまった。裏(テレ東)で松浦さんのスケバン刑事やってたからザッピングしながら〜とか思ってたけどごめんスケバン捨ててもうたよ…松浦さんのセーラー服での格闘シーンはよかったけど!はー美少女が制服で戦うのってなんでこんな猛るんだろうね!それでメゾン・ド・ヒミコの話です。
先の本の話に通ずるところがあるんだけど、明確なストーリー展開があって何らかの大団円を迎えてって映画では決してない。各々独立した問題を抱える人々とその何気ない繋がりに、明確には描かれない感情の揺れ動きとちょっとした成長を見る映画だと思います。でもまぁ世界ってそんなもんですわな。鮮やかに解決される悩みなんてほとんどないし、それぞれがもやもやしたものを胸の中に押し込めて見えないようにして、ただそれが時間によって風化するのを待つだけ。そんな中でふと見えてしまう虚勢とか弱さに見てる側は心を動かされるわけですが。どんな人も(それこそ冴えない女の子もゲイのおばあちゃんも中学生も)同じくらいに愚かで可愛らしい。そういうちょっとした愛と痛みが残る映画でした。途中結構泣いたなー(深夜つーこともあってね…)。シチュエーションはファンタジーなんだけどそういう心理描写がやけにリアルだから薄っぺらいオシャレ映画で終わらんところが上手い。
それにしてもオダジョさんは綺麗だねーーーーーーーー!まーびっくりした。鑑賞用だよあれは。それと対照的な西島秀俊のエロさですよ。めちゃくちゃかっこいい。エロい。愛らしい。あれはモテるだろ!!!結局ああいう男(もしくはバナナマン設楽さんとかラーメンズ小林さんとか山崎まさよしとか)が女の子のリアルタイプだったりするんだよね…すごく…よくわかります…!ああいうちょっと抜けた大人っぽさを持った文系男子を女子がほっとくはずがない!一体この種のわかりやす〜いタイプってのは何に起因してるのかな…女の動物的本能で好きになるには草食すぎると思うんだけどwでもみんな好きだよね好きだよね…!?