ジャニーズ楽曲大賞2011投票

やって参りましたこの季節!というわけで息勇んで投票しました。以下私の投票結果!

初めて聞いた時から貴方に決めてました!!!!!111という個人的磐石の1位。きっと一生聞き続けると思います。ホーンバリバリのジャズナンバーを私が嫌いなわけなかろう。生涯のジャニーズ曲ランクでも今のところ「Fly」につけて2位。ほんのり前衛芸術の香りと思想とレトリックを感じさせる歌詞、小気味良いながらところどころ裏切ってくるメロディ、そして上品かつゴージャスに味付けされた編曲がもう最高。曲自体すでに最高なんだけど、この曲を歌っているのがKing of 空虚なぴーやまさんというところがタマりません。JEの「上品たれ」の思想が息づきまくっているこの曲は誰もが歌えるわけじゃない。ほのかな色気を漂わせながらも性の匂いとは一線を引いて存在する「山下智久」というアイドル像だからこそ、この清廉なまでの色気が出せるのでしょう。この曲についてはこの辺で書いてますね。http://d.hatena.ne.jp/LOVEMACHINES/20110201/1296565754 これがリリースされてから約1年、彼を囲む環境は激変して、今や諸般のやり玉に挙げられることも多くなったぴーやまさん。今聞くと「嘘つき止めにして全部出して行こう」などのフレーズがかなりピリッと効いてくるんだけど、それでもこの歌詞を山下智久という個人に還元させないところが彼の稀有なアイドル性だなと思います。「どんな言葉を歌ったところで胸に迫らない」という欠点の裏返しで、「歌詞やそこにこめられた思想の本人への還元を許さない」という高貴なアイドル性が「ああ、この人は本当にアイドルなんだな」という畏怖に変わる。山下智久は確固としてそこに在って、我々の邪推や妄想を全く許さないところがスゲエなと今改めて思います。アルバムver.とシングルver.二つあるんだけどなんとなくシングルver.を選んだ。w

前に「V6は真っ白なキャンバスに徹した勝利」みたいなことを書きましたが(http://d.hatena.ne.jp/LOVEMACHINES/20100420/1271771185)、まさにそれが光りまくった2011年を代表する名曲だと思います。カラオケで盛り上がりた〜い!コンサート会場でうちわ振りた〜い!というよりはひたすらクラブでガンガンかけて踊りたい!というジャニーズの新境地を開いた1曲でもあると思う。w 楽曲にそのものについては作詞&プロデュースを手がけたNONA REEVES西寺さんも方々でえらいことアツく語っていたので割愛しますw 同氏が「メンバーの歌声の個性を活かす」と仰っていた通り、低いパートではトニが、そして高くなるにつれてカミの声が活きるグラデーションの美しさが絶妙。他の誰でもこの色にはならない、「2011年のV6」ならではの色がよく出てるなぁと感動に打ちひしがれる系名曲でございます。

自ユニ枠!以上!…というのもあながち間違いではなく、曲そのものについては私の琴線の触れることのない曲なんだけど、まぁこの夏死ぬほど聞きましたしね…そしてこれからも聞いていくだろうしね…。絶妙なダサさがキスマイさんらしくて良いなぁと思います。褒めてるよ。しかし「ため息よ歓声に変われ」というフレーズは素晴らしいし、2番の「なんで笑い声を風船に詰め込んだし!!!!」と思わず全力で爆笑してツッコんでしまう感も嫌いじゃないです。

キスマイデビューから3ヶ月、「 デ ビ ュ ー 曲 っ て こ れ だ よ な !! 」と誰もが心でガッツポーズをかましたであろうw「ジャニーズの」名曲。意味の分からなさ、無駄な高揚感、そして「これがなきゃバレーユニとは呼べんぜよ!」と天高く叫びたくなるボーイソプラノまでばっちり踏襲した稀代の名デビュー曲だと思います。「Mildも地球の裏側じゃWildになるよ」の突き抜けたおかしさ、「時代を創ろう Sexy Zone」の有無を言わさぬ謎の説得力もさることながら、私は「195ヶ国の夢を乗せながら」が異常に好きです。こういう宗教性すら感じるwおかしな曲にフッと具体的な歌詞が乗ることでなんかこう、謎の深みが…w ジャニーズ史に残る大事件、握手会の変(通称「薔薇聖戦」)のテーマソングとしてはこれ以上ないくらいにドンピシャなアンセムだったと思います。馬飼野康二先生はやっぱり天才だった。

怒涛の追い込みで5位に。表向きのエイトのキャラソンが「ズッコケ男道」だったとすると、これはファンが「そうなの、エイトってこうなの!」と言いたくなるオタク向けの二次創作キャラソンなんじゃないでしょうか。「はだかんぼー」は歌詞がぴーやまさん本人に還元されないところが魅力だったわけですが、これは逆だよね。「歌わされてる」と思わせないエイトの魅力が滲んでくる。これを「そうなの!エイトってこうなの!本人たちもこういう気持ちなの!」と思ってしまうオタクがいてもしょうがない。いや本人たちがこういう思想で歩んでいる可能性がないことはないと思うけどw、本人たちからダイレクトに発信されるメッセージでなく、第三者が書いた歌詞にも関わらずそう思わせるということは、それだけ見事なキャラソンだということだと思うんですわな。宛て書きの威力を最大限に発揮したものすごくかっこいい曲です。とにかくかっこいいです。言い忘れてたけどほんとかっこいい。もうそれだけで良い。PVも最高でした。
ちなみに楽曲部門の次点はテゴマス「魔法のメロディ」、タッキー&翼「山手線外回り」、関ジャニ∞ツブサニコイ」、プレゾン「Guys PLAYZONE」かな。

これもSGSB感想エントリで書いてますけど、とにかくもう。好きすぎて大変なことに。なっていますよ。雑多な大江戸アンダーグラウンド、その中で永遠に美しいまま佇む孤独なショウボーイ・山下智久、という物語まで見えてくるところが素晴らしい。これはもうまるっと世界観が好きすぎて逆に何も言えない。性癖です。

  • 未音源化部門

祝!デビュー!というわけではないですが、初めて聞いたえびコンで「これは!」と前のめりになり、ファーストインプレッションからビシバシ感じる名曲の香りで投票せざるを得なかった。「どう考えてもキンキKアルのボツ曲だろう!!」という余りにも余りなJE節が最高。w この類いの叙情的な曲って今までのジュニア曲にはほとんどなかったと思うので、すごく新鮮でした。これから10年20年、大事に大事に育ててほしいなーと思います。次点、V6「Supernova」。

  • 現場部門

すっげーーーーーーーー迷ったけどプレゾンで。「思想のあるステージというのはこんなに美しく血が滾るものなのか!」と気づかされたという意味で1票。ステージの上にいる誰もが一切手を抜くことはなく、それでいて軽やかさを失わず、さらにさらにこちらが怯んでしまうほどに「濃い」舞台でした。次点、V6「V6 live tour 2011 Sexy.Honey.Bunny!」、Kis-My-Ft2Kis-My-Ft2 Debut Tour 2011 Everybody Go」。

宮田担になって半年、なかなかどうして楽しくやってます!
以上、年末の業務も一段落してすっかりダラダラしている会社からお届けしました!